2021年05月16日

ヘイゼル.ヘンダーソン 『地球市民の条件』

この本には、エコロジカルな視点から、地球の市民として、我々が知っておかなくてはならない知識が詰まっているなと感じた次第です。

それはただ単なる知識の受け売りではなく、この著者が色んな本を読み、いろんな情報を摂取して、いろんな人と話し、自分の頭で考えた事を練り上げて論じたのがこの本であると言えましょう。

自分の脳内で練り上げた理論を書いているので、集中して読んでしまいます。

そして受け取る側も、新聞や雑誌、テレビなどから得れる情報のみが、正当な情報として受け取るのではなく、いろんなαを常に受けながら、それらと吟味しながら、自分のこれからの生活を律していかないと真の市民とはいえないなと思いました。

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日本のように、アメリカの新古典派経済学の価値観を受け取りすぎて、それこそが最高の経済の状態であると言う術縛にかかっている人は多いと思いますから、そこは注意しないといけないでしょうね。

その経済学は、GNPの増加に社会の問題点の解決を求めようとするものです。

カネの取引とバランスシートに目を奪われているとどんどん誤った決定を引き起こし隠れたコストの正しい評価をほとんど不可能にしてしまうのですね。

その経済学では、発展の目標が持つ様々な構想を無視し、ましてや文化的差異は眼中にないのです。

例えば、ペルーのGDPの38.9%はインフォーマルな部門によって占められているそうです。

また、女性の家事労働をGDPに含めると、25~30%上昇するそうです。

やはり従来の計測法だけを金科玉条にしているのはいけないでしょうね。

この著者であるヘイゼル.ヘンダーソン女史は、いかにも北欧のエコロジーの教育を受けた北欧の出身の人なのかなと思いましたが、アメリカ人ということを知って驚きました。

かなりエコロジーな考えを持っているし、名前からして北欧人ぽいので…。

そう思わせるところをみると、この人は大きな勢いに悪い意味で流されないで、自分の脳内で良きことと思われるものを自分で探すことに長けているようですね。

北欧はなぜ、エコロジーの教育がここまで進んでいるのかと、不思議に思っていろんな本を読みましたが、これらの国では多くの国で社会民主党が政権を取り、そういった教育に対してイニシアティブを握って施しているということです。


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これまでに積み上げてきた先進国のエコロジーの面での失敗を犯さないように、それらを歴史的教訓として認識し、国がイニシアティブを握って指導しているということです。

そういった面からも、これまでの日本のこれは官僚主導のトップダウン方式の政策では到底不可能ということです。

逆のボトムアップ方式でなければならないということを他の本で知りました。

また市民参加も、従来の投票だけではだめという事がわかりました。

この本で紹介されているのは、アメリカ市民たちは、特殊な利益集団によって自分たちの権利が奪われていると感じ、従来通りの政治参加には愛想を尽かし、地方レベルで新しい政治活動をおこなっている。

太陽光などの資源政策、農民の手による市場や協同組合のマーケット作り、有機農業、新規の企業の推進、そして環境づくりをしている」
ということです。

やはり政府は万能の装置ではないのですから、国民が率先して問題点を見つけて、できる限り社会のために良きことと思われる事を率先して行動していかなくてはならない事がわかりました。

また、投票だけでなく株主になって年次総会に乗り込んだり、消費ボイコット、消費者運動の展開、大衆キャンペーンによる企業への責任追求などの手段、そしてそれを実際に行われている例を挙げられています。

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やはり、エコロジーの理論だけを書くのではなく、読み手になにかできることはないかを考えさせ、そして探させる導引にならなければ、本は読んでいて意味がないですし、そのような事が書いていない人の本はあまり読む気がしないですね。

そういう動きがあることを知って非常に驚きましたし、自分も見本にしないといけないなと感じました。

そういうことが大いに語られているので、この本は大いに読む意味があると思います。

ここに書いてあるのは一部だけですから、興味を持った人は是非とも読んで、探し、考え、実行してほしいものですね。

ヘンダーソン史は生物の救済と砂漠緑化は21世紀のビッグビジネスになるだろとしていますし、現に省エネシステムは誰でも早いもの勝ちで参入できるし、コントロールシステムの製造だけで年11億ドルもの儲けが出ていると具体的な数字がでています。

また天然ガスや、石炭や石油よりも50%少なく温室効果ガスを出す、といういかにもエコロジーな人には嬉しい知識を知る事もできました。

その他、地球市民として知らないといけない知識、考え等はたくさんつまれていますので、興味ある方は読んでみてくださいませ。

●この本は以下よりどうぞ!
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posted by ロックさん at 22:57| Comment(0) | 地球環境問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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