2021年04月20日

川端基夫 『日本の法人フランチャイジー』

この本を読むと今はまさにフランチャイズの時代であるなと思いました。

日本のような先進国の国民は、周りがいろんな物に溢れて生活していて、ちょっとのレベルのものでは満足できませんから、ある程度のレベルのものを提供しなくては満足できないでしょうし、CDや本などの日々生産し続けられているものに関しても小さなスペースではすぐに店舗内がいっぱいになってしまいますから大きな入れ子がないことには商売を続ける事は難しいでしょう。

その両方を満たすためにも必要なのがフランチャイズというシステムであると思いました。

法人でおこなうにしろ個人でおこなうにしろ、1から物事を習得するには時間がかかってしまいますから、その道で成功した法人や個人にそのノウハウを提供してもらって商売をするのが、やはりフランチャイズでしょう。

その提供してもらうに際し、そのノウハウや提携に際しての料金などはここでは明かされていませんので、そこはその手の本を読むのがいいでしょう。

私がかつてアルバイトをしたことのある喫茶店のホームページを最近訪れてみたら、その喫茶店はいろんなフランチャイズ店と提携しているのをみて驚きました。

その喫茶店は、都内に数店舗チェーンを持っていましたが、それで充分と思っていたものですが、そうではなかったのか、あるいはお金が余っていたからそうしたのかは社長にきいてみないことにはわかりませんが、それでも複数のフランチャイズと提携しているのを知って驚きました。

1005850.jpg


個人のフランチャイズと法人のフランチャイズが各々全体のどのくらいの割合でどんな動機で加入しているかは、この本を読んでもらうこととしまして、ここではフランチャイズ開始の仕方の類型を6つ紹介しています。

起業型、転業型、不動産活用、業務拡大、多角化ですね。

それぞれもどれだけのパーセンテージなのかは本書で確認してもらいましょう。

アメリカではフランチャイズは当然ありますが、ほとんどが外食系のものですね。

しかし、日本ではいろんなものがフランチャイズ化しています。

子育てからまさに墓場までといった観ですね。

色んな分野の小売、サービス、飲食のフランチャイズがあるのですね。

本、酒、薬局、家電、食品、コンビニ、不動産、学習塾、葬儀などです。

そういった応用力には感心するばかりですね。

また海外でもフランチャイズの動きが起こっていて、タイシンガポール、インドネシア、中東でもフランチャイズが行われているのを知って驚きました。

そして、カフェや、書店、CDやDVDレンタルのフランチャイズ店を併設することで相乗効果が起こった例や、100円均一や映像レンタル、リユース店をホームセンターに併設することでも相乗効果が現れた例もこの本で紹介されています。

tsutjio.jpg


また、鉄道会社が、駅ホームでキオスクの利用効率を上げている努力をしているだとか、小売や飲食スペースを効率化している例なども紹介されています。

やはり商品やサービスのレベルが上がっている昨今においてはフランチャイズを利用するのは不可欠なのかな、という気がしますね。

しかし、必ずしもフランチャイズを手放しで喜べるわけではないようですね。

商品開発や金銭のトラブルによって、そのフランチャイズに加盟していたフランチャイジーが辞めてしまう、あるいは他のブランドに鞍替えしてしまうという例もこの本の中でいくつか紹介されていますし、また閉店してしまう要因も6つ分析された内容をここで書かれていますので興味ある方は読んでみるのがいいでしょう。

確かにフランチャイズに加盟することで、いいことは多いでしょう。

聞いたことのない名前のコンビニよりも、おなじみの名のコンビニのほうが安心して誰もが入るでしょうし、その名の知らないコンビニに気兼ねなく入る様になるためには、時間がかかるでしょう。



2718bf8b.jpg


しかし必ずしもいいことだけではないようで、いろんな闇の部分があるのは確かです。

加盟料であるとか、上納金の問題であるとか、多岐に渡ります。

私がしたくないと思ったのはコンビニで、これは24時間営業が原則なので、個人の裁量では営業時間を狭めたりすることはできないのです。

それに他社の競合店ができても、そこから撤退はできないのです。

もしそれに違反することをしていては、フランチャイズ契約を打ち切り、莫大な違約金を払わないといけないようです。


その額が半端ないのですね。

私はコンビニの深夜労働をしたいことがありまして、夜の10時から朝の8時までしていましたが、その時はものすごい睡魔に襲われました。

それを何度もやって慣れようと努力しましたが結局無理でした(笑)

しかし、そのように不満があって辞めていくアルバイターがでたら、その店長が代わりに入らないことには店が回らなくなるのです。

そのコンビニは店長がオーナーを務めていましたが、店長が深夜労働続きでガンにかかってしまった事がありました。

でも良性のガンだったから切ることで回復できて良かったです。

b93fba17.jpeg

そんな過酷なことに耐えないことにはコンビニオーナーは務まらないわけですから、私はコンビニのフランチャイズには加盟しないでしょうね絶対。

こういった個人的な経験や本やネットで書かれているフランチャイズの闇の部分をしっかりと知る必要がありましょう。

いっぱい触れて。

またいい点も当然あります。

それを比較考量してからフランチャイズに加入すべきでしょう。

専業でいくのか、兼業でいくのか、そういった事も踏まえて色々勉強してく必要がありましょう。

この本は、今フランチャイズに関わっている人、これから関わろうとする人、関わろうかと思っている人、その他興味がてらその分野について読んでみようというスタンスの人、色んなタイプの人にもおすすめできる本ですね。

難しい表現や専門用語などまるで書いていない、非常に読みやすい文体でしかも、興味が持たざるを得ないような事象がいくつも書かれていますので。

経営に異常な関心のある人には読んでもらいたい本ですね。

●この本は以下よりどうぞ!
  ↓



setyGRL_0024.JPG

おススメのネット本スーパー 『honto』です!

書籍や電子書籍を買うごとに、100円につき1ポイントが貯まります!

そのポイントは、また書籍や電子書籍を買うときに使えます。

更に会員になると、毎月10%あるいは20%の割引きのクーポンが送られます。

電子書籍なら30%offの場合も!

こんなサービスのいい本屋さんのサイトは知りません!
  ↓















汗牛充棟.com ホーム

posted by ロックさん at 18:08| Comment(0) | 経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする