2014年07月21日

ソニャリヤン 『コリアンディアスポラ』

第二次大戦から今日まで在日コリアンたちが、日本においてどのような精神的、肉体的な葛藤に苦しみそれを受けてきて、それを現在どのように乗り越えようとしているか、この本でそれを克明に知ることが出来る。

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 日本で生まれ、今は在米コリアンである著者が、 「コリアン」である、という立場上、どうしてもコリアンに同情的になってしまいがちであるが、極力中立的に書いた著者には敬意を表さずにはいられないです。リゾート 

日本にいるマイノリティになってしまった在日コリアンたちの文化的、精神的な葛藤は、大学時代に「エスニシティ研究」をしていたために、多少は事情を知ってはいましたが、昨今は日本および世界の経済事情にばかり目が行っていた私には、目が覚めた気がしました。

 何故、在日コリアンたちが、このように文化的、精神的な葛藤に苦しまなくてはいけないか?もうやだ〜(悲しい顔)

 それは、元を辿れば、日本を含む西洋列強による後進国の植民地支配や、それによって引き起こされた大戦にほかなりません。

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この本によって、「私は、在日コリアンさんたちの苦悩が痛いほどわかりました!」などと言うことはできない。

なぜなら、私はそういった経験を体感していないのだし、そう言ってしまっては、ただのうぬぼれにほかなりません!

 いくらたくさんこういった本を読んでも、完全に思いやったということはできません。

 体感していないのですから…永遠に思いやることなどできません。

 たくさんこういった本を読むことで、少しだけその感情に近づけるだけです。
やや欠け月 

 ほん少しだけその感情に近づくことによって、植民地支配や大戦によるおぞましさを知り、それを繰り返してはならない理由を肉づけるための一助になります。 

 そのための本といって良いと思います。わーい(嬉しい顔)

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コリアン・ディアスポラ (明石ライブラリー)


posted by ロックさん at 11:21| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする